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乳がんだって温泉にはいりたい!大作戦


乳がんだって、温泉にはいりたい! 先輩たちの活動をひきついで、モアハピプロジェクトや J-POSHの温泉ウエルカムネットワークと連動して、がん仲間でも楽しめる温泉♡増えてくといいな〜。

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ジメさんからの情報(1)ーJ.POSH

実は、乳がん温泉作戦についてブログで書いてすぐにジメさんからメールが届いた。
「J.POSHも、なんかやってるらしいで〜」

さっそく J.POSH(ジェイ ポシュ)のHPをのぞく。

J.POSHは大阪にある。
正式名称はNPO法人J.POSHI日本乳がんピンクリボン運動という。
乳腺専門医でもある、
田中先生が乳がんでお姉様を無くしたことによってはじまった。

理事長あいさつ

ピンクリボングッズなどをたくさんつくってるし、
(さかいの車にもJ.POSHのピンリボンステッカーが貼ってある)、
ピンクリボンの活動もいろいろ行っている。

その中で「乳がん温泉ウエルカムネットワーク」が立ち上がっていた。
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人工乳房について(つづき)

…というわけで、
人工乳房についてはいくつかのところで
作成しているのだけれど、
はじめから入浴するために着用することを目的とした
人工乳房は、ウロメディカルジャパンのものなのでは
ないだろうか。

のりは専用のものがいくつか用意されている。
肌の弱いひとでも大丈夫なようにいろいろ考えられている
(これはストーマにも応用がきくようだ)。

1点1点 患者さんの体からかたどり(残った方の胸をもとに作っている)し、
手作業で着色をしている。
究極のオーダーメイドといえるかもしれない。

…という理由で値段がはるのだ…。

池山さんにお会いしてこのお話をうかがったときから、
さかいは興味をもって、実際につかってみたり
製作現場をみてみたいと思っていた。
残念ながら1点1点違う為に、温存のこの胸につけてみるわけにも
いかず、使用してみることができていない。

また、製作もはじめてお会いした頃は名古屋で行われていたために
うかがうことができなかった。

なんと!
昨年から東京にも工房ができているらしい。
なるべくはやいうちにお邪魔したいと思っています。

乳がんと温泉と人工乳房と…

ここで、人工乳房についてもひとこと書いておこうと思う。

まず、乳がん罹患率の多いヨーロッパなどでは
乳房再建がごくあたりまえに行われているという。
乳房再建というのは、手術によって失われた乳房を
なるべくもとの形に 手術によって再びつくりあげる、というもの。

つまり、外国では乳がんの手術をしても、術後は
「片方の胸だけが まったいら」という状態は
あまりないらしい(まだ直接調べていない)。

乳がんの手術は 外科の守備範囲だが、
乳房再建の手術は 形成外科の守備範囲だ。
ツマリ、外科のお医者さんだけでは 再建できない
(外科のメニューには再建はない)。
(医療的にこの書き方が正しいかは?)
乳房再建は外科の専門外の仕事らしい
(最近は、乳房再建についても術前に案内してくださる
乳腺専門医もいらっしゃいます)。

なので〜、たいていの場合は
乳房切除(がん細胞をできるだけとる)したらおわり、となる。

しかも乳房再建は
最初の乳房切除の手術の時に同時に行えば保険が適用されるのだが、
後日…ということだと百万単位の手術費用が別にかかる、
ということになっていた。
(今はちょっとちがうと思う。条件付きで保険適用だったような気がする)。

だから、日本のたいていの乳がん仲間は
たぶん7,8割がた…術後はそのまんまのはずだ。
(これも統計をとっているわけではなく、カンカクで言ってます)。

さらに、温存療法をすれば、放射線療法がセットになっていて(標準治療で)、
そうなると温存したら(皮膚が固くなる為に)乳房再建が困難になる。
(全摘の場合はそうではないが)。

全摘の場合で、再建方法の一つである シリコンを入れるなどの方法、
結構痛みもともなうらしい(が、失われた胸を取り戻すには
それでも…というひとも多い)。
まったいらになったところに皮膚の下にシリコンなどを入れ、
ジョジョに膨らませていくのだ。
術後も毎日マッサージをしなければならないという(硬化しないため)。

けっこー簡単ではない。

人工乳房はそれを補う手段のひとつ、でもある。
ただし…お値段もそれなりにかかる。
30万位から、80万くらい。

軽自動車が一台買えますな。

乳がんと温泉史 その5(2)

当たり前だけど、ひとのおっぱいは
ひとりひとり違う。

大きさもそうだが、かたち、色、ひとりずつ
顔が違うようにおっぱいも違う。

乳房を切除したとき、日常ではブラジャーにパッド等を入れる。
しかし、裸になってしまったときはそれは使えない。

ウロメディカルジャパンは、エピテーゼという
失った体の一部を補う、医療用シリコンによる目や指などをつくっている会社だ。
(エピテーゼについては、本も出している中野ブレイスという会社が有名らしい。
A元先生、ご紹介ありがとうございます。こちらも人工乳房もつくっている。)
社長である池山紀之さんが家族で温泉旅行に行ったとき。
乳がんの手術を受けた妹さんに「温泉はいった?」とたずねると
「ううん、入ってない。お母さんに、胸をみせられないもの…」との
答えがかえってきた。

ウロメディカルジャパン 代表者あいさつのページへ

妹さんのそのひとことが、池山さんに
温泉にも入れる人工乳房づくりを決心させたという。

さかいが池山さんに最初にお会いしたのは、
日本乳がん学会の会場だったと思う。
いろいろなかたちの乳房のエピテーゼがならぶ
ブースは、ちょっと衝撃的だった。
その後、2007年のつくばピンクリボンの会場でもお会いして、
人工乳房の開発されるまでのいきさつをうかがった。

ウロメディカルジャパンはその後も
毎年つくばピンクリボンフェスティバルに参加している。

乳がんと温泉史 その5(1)

そう、ここでウロメディカルジャパンの人工乳房についても
書いておかなくちゃ…。

乳がんでは、今 温存(おんぞん)という乳房の一部を残す手術と、
全摘(ぜんてき)という 乳房を乳首もふくめてぜんぶとってしまう手術が
行われている(それ以外にもあるけど)。

どういう手術が行われるかというのは、
がん細胞がどのくらいの大きさになっているのか、とか
どんなふうに広がっているのか、とか、
いろいろな要素があって決められるので
温存を希望しても、全摘になることもある。

温泉にはいりにくいのは、全摘のほう。
片方の胸はあるのに、もうかたほうが少年の胸のように平…。
これは、裸だとどうしても目立ってしまう。

温泉で、ひとの体なんてじろじろ見ないよ、という声もあるだろう。

でも、「ひきかえして、まじまじ見られた…」という
経験のある方もいるのだ。

術後の自分のボディイメージに
自信をとりもどすのはかなり時間が必要だ…。
ナイスバディでなくったって、
自分の乳房がなくなるということはとても悲しい、つらいこと。
その姿を鏡でみるには
何年もかかる人もいる。
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